★イカ天な晦日

正月の準備も済んで
甘酒を飲みながら
のんびりテレビを見ています。


イカ天


ホントに懐かしい・・・・


今でも
けっこうバンドを覚えていたので
驚きました。


ちなみに
FLYING KIDSのギターだった
丸山さんは
中学の時の野球部の先輩です。


バブルがハジける前の
なんだかいい時代でしたね・・・・


2007年は
レッドソックスも世界一になってくれたし
なかなかの1年になりました。


今年もあと1日
皆様、よい年をお迎えください!

★世界の中心で、愛をさけぶ

今週は
ハードな1週間でした・・・・


月末・期末に加えて
年末の仕事の追い込み


いわゆる年末進行で
締切、納品、締切、納品の毎日


さらには
忘年会のピークWEEK
5日間で4日が飲み会


当然ながら
仕事が終わるわけがなく
深夜帰宅後に
ブラック・コーヒーを飲み続けながら
朝まで企画書を書いた日が3日も・・・


コーヒー大好きなワタシも
さすがに胃がおかしくなっています


そんなこんなで
どうにか乗り切って
(来週のことを考えるとゾッとしますが)
3連休を迎えることができました



今日は
天気もよくなかったので
久々に家でDVD鑑賞となりました


誰にでも
年に1回くらいは観たくなる映画というのが
あると思います


久々に観るからこそ
いつも感動できる作品


今日、無性に観たくなったのが
世界の中心で、愛をさけぶ」でした


きっと
仕事や何やらで
ぐちゃぐちゃな色に染まっているであろう(?)
心とカラダが自然と求めたのかも・・・


こういうピュアな映画は
ヤバイくらいに沁み渡ります


病院の病室のガラス窓越しに
婚姻届出書を差し出すシーンなどは
何度観てもウルウルきてしまう


まるでデトックス作用


いい本は
映画化されることが多いですが
ほとんどの場合
原作を超えることはない気がします


それどころか
原作の素晴らしさをぶち壊してしまうことも
しばしばある


しかし
この作品は
原作よりも映画のほうが素晴らしいと思う
数少ない作品のひとつです


世界の中心で、愛をさけぶ スタンダード・エディション [DVD]

世界の中心で、愛をさけぶ スタンダード・エディション [DVD]

★クリスマスシーズンにRENT日本公演 東京国際フォーラム

dir_holy2007-12-16

歌って、踊れて、演じられる。

つまり、
シンガーであり、
ダンサーであり、
アクターである、
ということ。


たった1つでさえ
一流になるのは至難なのに
3つとも一流というのが
ミュージカル・スター。


これって
本当にスゴイと思う。
まさに奇跡のような存在。


人は
自分に近いものに共感を覚え
自分にないものに憧れる。


素晴らしいミュージカルを見る度に
そんなことを実感してしまう。

昨夜、
東京国際フォーラム
RENT(レント)日本公演を見てきました。
この日は昼と夜の2公演があり
夜の部に行きました。


ステージ正面7列目の席だったので
キャストの顔の表情までハッキリと
見ることができて大満足でした。

今回、
とくに素晴らしかったと思うのが
MIMI役のジェニファー・コルビー・タルトン
というキャストです。


RENTは
キャラクターのひとりひとりに
それぞれ熱狂的なファンがいるほど
人気のあるミュージカルですが
キャラクターに抱くイメージも
人それぞれ違うもの。


登場するキャラクターが
自分のイメージにピッタリならば
それだけでも嬉しいし、
逆にイメージと大きく違う場合は
なかなかノレない。


そういう意味では
今回のMIMIは
私の思うイメージにかなりピッタリきていたので
大満足でした。


ちなみに
ワタシ的には
ちょうど10TH ANNIVERSARYにあたる
2006年くらいにブロードウェイで
MIMI役をしていた
Antonique Smith というキャストが
一番にMIMIのイメージに合いました。


今回のMIMIは
それに次いでイメージが近かった気がします。


さらに
彼女の演技も歌(声質含む)も本当に素晴らしかった。


第二幕の
ROGERと別れるシーンでのMIMIの熱演には
思わすウルウルしてしまった。


何度も何度も見ているシーンですが
今回は顔の表情までわかったせいだと思います。


ラストでは
会場全体でスタンディングオベーション


2回目の「Seasons Of Love」では
スタンディングオページョンのまま
自然と手拍子がはじまり
キャストたちもそれを見て
とても嬉しそうだったのが強く印象に残りました。


ニューヨークのブロードウェイで
数えきれないほどミュージカルを見ていますが
おそらく一番多くの回数を見ているのが
この「RENT」です。


今年は夏に2回見ているので
今日の日本公演で今年3回目。


合計では、もう20回近くは
見ているんじゃないかと思いますが
RENTは何度見ても感動できます。


クリスマスシーズンに
RENTを見られるなんて格別です。
こんな贅沢なことはありませんね。


★星野ジャパンにみる“野球”の真髄

dir_holy2007-12-09

北京オリンピック出場の座を賭けた
星野ジャパン・野球代表チームの戦いには
本当にシビレた。


そして、あらためて
日本の野球の凄さ、面白さを
心底思い知らされました。


星野ジャパンが目指す野球は
「1点を取りに行く野球、1点を守りぬく野球」
ということ聞きます。


つまり
MLBでよく言われている「Small Baseball」の
カタチに他なりませんが
星野ジャパンの昨日の韓国戦、今日の台湾戦を
観てしまうと
その質の高さには、雲泥の差があると言い切れます。


ただバントをからめたり、機動力を使えば
「Small Baseball(=野球)」になるわけでは
決してありません。


悲壮感さえ漂う命がけの全力プレーと
全員がひとつになって戦うチームプレー
それが「Small Baseball」であり、
「野球」に他なりません。


そこには(良い悪いではなくて)
楽しんでやる、リラックスしてやる、
負けたって世界が終わるわけではない、
なんて考え方とは無縁のストイックな世界がある。


(良い悪いではなくて)
命がけでやる、命を削って頑張る、
日の丸を背負う、負けたら帰れない、
そんな勝負に賭ける「野球」の世界観が
濃厚に漲っている。


これは
スポーツではなく、「野球道」。


つくづく思うことは
「ベースボール」と「野球」はまったく別物であり、
日本人は、やはり「野球」が好きなんだ、ということ。
理屈でなく、日本人のDNAの問題なのだと思う。


サッカー日本代表オシム元監督が
就任会見で「日本代表チームを日本化する」
というヴィジョンを掲げましたが
野球においては、
かたくなに「野球」という日本スタイルを守り続けてきた。
(決してベースボールではない)
つまり、最初から「日本化」されていたから、
日本人に合った、日本人らしい戦い方が
できているということ。


今、その「野球」が
アジアはもちろん、世界を席巻している。
日本人として、野球を愛する一人として、
とても誇りに思えることだ。


数億円プレーヤーの日本の代表選手たちが
まるで高校野球球児のように全力プレーをして、
ガッツポーズをとる姿には
思わず涙が出てしまった。
そのくらい胸が熱くなりました。


やっぱり、野球は、いい(肩は凝るけど・・・)。


星野流

星野流

★酒の肴はレッド・ツェッペリン

dir_holy2007-12-02

12月、
忘年会シーズンが始まり。


さっそく先週早くも
一席ありました。


場所は新橋。
魚料理がとにかく美味い某店。


ワタシは初めて行く店でしたが
知り合いは、かなりの常連さんで
ウチのテーブルだけ
わざわざ店長さんがオーダーを
とりに来てくれるほど。


刺身盛り合わせ、
白子、さつまあげ、銀杏・・・


中でも
めちゃくちゃ美味しかったのが
(この店の一番人気である)
クジラのさえずり


つまり高級珍味
クジラのタンベーコン


からしとしょうゆをつけて
口に入れると
一瞬で溶けてしまうような食感


芋焼酎との相性もバッチリでした


忘年会は
みんなで盛り上がるのが一番ですが
ワタシはお酒は
そんなに量は飲まないので
やはり料理が美味しい忘年会が好きです。


忘年会の数だけ
お気に入りの店が増えていくのが嬉しいです[m:61]。


ところで


今年は
お世話になっている雑誌社主催で
音楽ライター仲間での忘年会もあります。


音楽誌の関係者会合というのは
基本的にほとんど無いそうなので
今から、とても楽しみ。


美味しい料理もいいけど
この忘年会の一番の酒の肴は
きっとレッドツェッペリン再結成コンサート
でしょうね


★ブレードランナーの世界観

dir_holy2007-11-25

新宿バルト9
ブレードランナー/
ファイナル・カット版」
を観てきました。



ブレードランナー・・・・



伝説的なカルト映画であり、
今ではSF映画の金字塔とも
言われるほどの
高い評価を受けている人気作品。


そして
映画という枠組みを超えて
アート、建築、音楽においても
多大な影響を与えた作品。


欧米では
大学の授業の教材にまで
使われるほどであり、
80年代の「ポストモダン」を
最も象徴するものとして語られることも
たびたびあるらしい。


シンプルでシャープ、
よけいな装飾を削ぎ落とした
“モダン”デザインに対して
「デコラティブ」であり「レトロ」なデザインの象徴。


ブレードランナーにおいては
さらに、言葉では表現し尽せない
混沌とした、雑多で、廃退した世界観が
見事に描かれてあります。



世界観・・・・



「世界観」は
クリエイティヴにおいて
最も重要なことだと思っています。


人は
物語(ストーリー)を通して
物事を理解し
世界観によって
共感を深める。



ブレードランナーでしか
描くことができない世界観。


オープニング・シーンで
「2019年 ロサンゼルス」という
テロップの後に映し出される
あの映像、あの世界観を観ただけで
思わず画面に引きずり込まれてしまうほどの
圧倒的なオリジナリティーがある。


初めてあのシーンを目にした時の
あまりに強烈なインパクトは
今でも忘れることができません。


2001年宇宙の旅」をはじめとする
21世紀の未来を描いたどの作品よりも
リアルに感じ、
ブレードランナー以外の作品は
すべて嘘臭くさえ思えました。



これまで
どれだけ多くのクリエイターたちが
ブレードランナーのような感じで・・・」
ブレードランナーの世界観で・・・」
ブレードランナーっぽく・・・」
と使ってきたことだろうか・・・・。



どんな詳細な説明よりも
ブレードランナー」という共通言語ひとつで
正確に伝わるのだから
本当に凄いことだと思う。



公開から25年経った今でも
まったく古さを感じさせない
世界観と映像美は
まさにアートの域に達しています。



ホッパーやウォーホル、
リキテンスタイン
ジャスパー・ジョーンズと一緒に
MoMAのパーマネントコレクションに
加わる価値がある
アートそのものです。



ビデオやDVDで
何回も観ている作品ですが
映画館で観るのは
「ディレクターズカット/最終版」が
公開された時に続いて
今回が2回目。



これがスクリーンで観られる
本当に最後と言われているので
ブレードランナー」を
映画館で観たことない人は
観ておいて損はないと思います。



ブレードランナー
ほとんどのシーンで
憂鬱な酸性雨が降っていますが
新宿バルト9の音響設備は
まるで自分がその場面の中にいるような
見事な臨場感を醸し出してくれていました。



★浦和レッズとボストンレッドソックス

dir_holy2007-11-18

浦和レッズ
アジアチャンピオンズリーグ
制覇した夜、
盛り上がる浦和駅前の
街頭インタビューで
ある若いレッズ・サポーターが
言った言葉・・・



「浦和に生まれて、本当によかった!」



なんて、素晴らしい言葉なんだろう
と思った。



自分の生まれた国や地域を
誇りに思えるということ。
そんな普通のことが、とても新鮮に見えて、
感動さえしてしまった。



そもそも埼玉県は、
神奈川や千葉のように海もなく
かつては“ダサイタマ”なんて
よくバカにされるような県であったりした。



そんな埼玉であるが
昔から、高校サッカーは強かった。
浦和南、武南なんかは有名だと思う。
静岡県などと並んで
“サッカーどころ”なんて
言われることも多い。



そんな埼玉・浦和に
浦和レッドダイヤモンズが本拠地を置き
苦楽の歴史を経て
世界有数のビッグ・クラブへと成長した。



地元・埼玉、浦和だけでなく
日本全国に
全身を真っ赤にした
レッズ・サポーターがいて
熱狂的な応援・声援を送っている。



そして
埼玉に生まれ育った人たちは今、
老若男女を問わずに
「埼玉には浦和レッズがある」
浦和レッズは埼玉にある」
と堂々と胸を張って自慢できることを
心底嬉しく思っているはずだ。



海なんかいらない、
おしゃれな街も観光名所もいらない、
浦和レッズがあるから!



浦和レッズというチームが
埼玉県のアイデンティティーとなって
埼玉県民をひとつにしている。
政治家も経済人もできていないことを
浦和レッズが実現させ
埼玉に生まれ育った人たちに
自信と誇りを与えている。



これは、とんでもなく
スゴイことだと思う。



このまま順調に行くと
浦和レッズ VS ACミラン という
まさに夢のような決戦が
実現するかもしれない。
それも日本で行われるらしい!



浦和レッズが勝ってくれた際には
かつて“ダサイタマ”といわれていた場所が
世界中から注目されるようなホームタウンと
なるかもしれない。



ボストンにレッドソックスがあるように
埼玉にはレッドダイヤモンズがある。
奇しくも、
どちらも赤色のチーム(チーム名からして赤)。



ワタシは
赤色のチームに強く惹かれるようです。