★クリスマスシーズンにRENT日本公演 東京国際フォーラム

dir_holy2007-12-16

歌って、踊れて、演じられる。

つまり、
シンガーであり、
ダンサーであり、
アクターである、
ということ。


たった1つでさえ
一流になるのは至難なのに
3つとも一流というのが
ミュージカル・スター。


これって
本当にスゴイと思う。
まさに奇跡のような存在。


人は
自分に近いものに共感を覚え
自分にないものに憧れる。


素晴らしいミュージカルを見る度に
そんなことを実感してしまう。

昨夜、
東京国際フォーラム
RENT(レント)日本公演を見てきました。
この日は昼と夜の2公演があり
夜の部に行きました。


ステージ正面7列目の席だったので
キャストの顔の表情までハッキリと
見ることができて大満足でした。

今回、
とくに素晴らしかったと思うのが
MIMI役のジェニファー・コルビー・タルトン
というキャストです。


RENTは
キャラクターのひとりひとりに
それぞれ熱狂的なファンがいるほど
人気のあるミュージカルですが
キャラクターに抱くイメージも
人それぞれ違うもの。


登場するキャラクターが
自分のイメージにピッタリならば
それだけでも嬉しいし、
逆にイメージと大きく違う場合は
なかなかノレない。


そういう意味では
今回のMIMIは
私の思うイメージにかなりピッタリきていたので
大満足でした。


ちなみに
ワタシ的には
ちょうど10TH ANNIVERSARYにあたる
2006年くらいにブロードウェイで
MIMI役をしていた
Antonique Smith というキャストが
一番にMIMIのイメージに合いました。


今回のMIMIは
それに次いでイメージが近かった気がします。


さらに
彼女の演技も歌(声質含む)も本当に素晴らしかった。


第二幕の
ROGERと別れるシーンでのMIMIの熱演には
思わすウルウルしてしまった。


何度も何度も見ているシーンですが
今回は顔の表情までわかったせいだと思います。


ラストでは
会場全体でスタンディングオベーション


2回目の「Seasons Of Love」では
スタンディングオページョンのまま
自然と手拍子がはじまり
キャストたちもそれを見て
とても嬉しそうだったのが強く印象に残りました。


ニューヨークのブロードウェイで
数えきれないほどミュージカルを見ていますが
おそらく一番多くの回数を見ているのが
この「RENT」です。


今年は夏に2回見ているので
今日の日本公演で今年3回目。


合計では、もう20回近くは
見ているんじゃないかと思いますが
RENTは何度見ても感動できます。


クリスマスシーズンに
RENTを見られるなんて格別です。
こんな贅沢なことはありませんね。