★こういう松坂が見たかった WBCキューバ戦

スポーツでもビジネスでも「自信」というものは何よりも大切なものだと思います。その「自信」は、たゆまない努力・練習といったような“裏づけ”から生まれてくるものだと思いますが、自分自身の“成功体験”ほど自信につながるものはありません。


松坂大輔の見事なピッチング、6回完封、8奪三振、そして四球なし。こんな松坂を見るのは、本当に久々です。レッドソックス・ファンとしてはちょっと複雑な気持ちさえします。(やれば、できるんじゃないか!)


強豪・キューバも今日の松坂にとっては、単なる見下す相手でしかなかった。それは、過去の対戦実績が証明済み。だから、自信をもって自分らしいピッチングができた。だから、こんな素晴らしい結果になった。それに尽きるのではないかと思います。ちょっと練習したくらいでいきなり上手くなったり、スピードが上がったりするものではありません。つまり、スキル的な問題よりも、精神的な問題、コンディション的な問題がほとんど。そうしたものの中で一番大切なものが「自信」。


横浜高校時代の松坂。西武ライオンズ時代の松坂。侍ジャパンの松坂。自信に満ちて、相手を見下したピッチングができていると思います。それに引き換えレッドソックスの松坂はメジャー初登板のあのロイヤルズ戦以外は少なくとも相手を見下すようなピッチングはできていない。つまり、本当の意味での「自信」は、まだまだないのだと思う。※初登板は、きっと無我夢中だったので、結果として、自分らしいピッチングができたのだと思います


松坂が今回のようなピッチングをレギュラーシーズンを通してやってくれたならどれだけレッドソックスの勝率が上がることやら。想像するだけでもウキウキしてきます・・・とにもかくにも今回の快投で、松坂が、また、男を上げたことは間違いありません。そして、さらに成功体験を積んだことでますます自信を深めたことでしょう。


今日のゲーム、できることならばレッドソックスのジャージを着て松坂応援のためにサンディエゴまで飛んでいきたいような気分でしたがそんな心配は無用でした。こういう松坂が見たかったWBC連覇へ期待が膨らみます。