★THE POLICE 2/14東京ドーム公演

dir_holy2008-02-17

かつて、
ポリスを聴くことが
何よりもカッコよく、
オシャレとされた時代があった。
そして、
ポリスは、確かに
ロック・アーチストの頂点に君臨する存在だった。


いつかは、
ポリスの再結成もあるのではないか、
とは思っていたが
それが一体いつになるのか、は
誰も予測できなかった。
それを知っているのは
世界で唯一人、スティングだけだからだ。


すべてを手に入れている
スティングにとって
ポリスを再結成する理由は見当たらない。
ただの気まぐれでもいいので
「その時」を、待ち続けているファンが
世界中にいることだけは確かであった。


ポリスのあのライヴを
もう一度体験することができる。
20年もの間、待ち続けた出来事。


バレンタインデーのこの日、
その夢が実現した。


ステージ上にいるのは
たった3人だけ。
スティング、アンディ、スチュアート。


この3人こそがTHE POLICEであり、
これ以下でも、これ以上でも、
他の誰であっても
THE POLICEにはならない。
そんな思いをあらためて実感した。


最初から最後まで
文字どおりに“聴かせる”ライヴだった。
そして、期待以上のものだった。


個人的には
今回のライヴが
これまでの中で一番良かった。
それはポリスの出来もさることながら
自分自身が多少なりとも成長したことで
以前よりもポリスの本当の良さをわかることが
出来るようになったからだと思う。


ロックのライヴというよりも
上質なジャズ・フュージョンのライヴを
楽しんでいるような気分になった。


東京ドームではなく
ブルー・ノートくらいの“ハコ”で
グラスを傾けながら(足でリズムをとりながら)
楽しめたら最高なんだけどなぁ・・・・
そんな贅沢なことを
ちょっとだけ考えていました。


グレイテスト・ヒッツ

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