★MONET大回顧展モネ かささぎ



国立新美術館で開催されている「MONET大回顧展モネ」に
行ってきました。


しばらくやっていると思っている間に
時間がどんどん経ってしまい
今頃になってしまった・・・・。


モネは、これまでに何度も見てきているし
ついこの前にもMoMAで「睡蓮」の大作を
思う存分に堪能してきたばかり。


あの「睡蓮」の前に座って
じっくりと眺めていると、
何だか心の底から
リラックスできて、
ニューヨークへまた戻ってきたということを
心底実感します。


そんなモネの
まさに「大回顧」の展示会が、
日本で、東京で、見られるのは
本当に贅沢な気がします。


モネは日本人が大好きな画家のひとりなので
展示会の回数も多いですが、
今回ほど
数・質ともに揃っているのは
これまでになかったと思います。
とくに
「水連」「ポプラ並木」「積みわら」「ルーアン大聖堂」などの
連作を、あれだけ比べながら鑑賞できたのは
驚きでした。


今回、展示された作品の中で
私が一番見たかったのは「かささぎ」でした。
というか、
「かささぎ」だけを見たかったのです。


そして
「かささぎ」は期待以上の感動がありました。
あの色、あの光、あの筆使い、
まさにモネのモネたるところをあらためて実感しました。


近くから見ても感動ですが、
やはり5〜6メートル離れたところから見る
あの雪の輝きは、言葉にならなくらいの見事な表現力だと
つくづく思います。


本当にいいものを見せてもらえた嬉しさは
何ものにも変えがたいものです。