★U2 さいたまスーパーアリーナ

U2のVERTIGO TOUR来日公演に行ってきました。

U2のライヴを通してあらためて実感したことは
“ボーダーレス”“共存”“ONE”
つまり、本質は、たった1つのことであり
BONOがそれを魂の叫びで伝えるのがU2のライヴであり
だから(ただ単に楽しいだけの他のライヴとは違った)感動がある。

BONOそしてU2にとっては音楽やライヴはあくまでも手段であり
本当にやりたいこと、達成したいことは
もっともっと大きな高みにあるものであることを強く感じます。

インタビューなどでBONOは
多くの人にアピールするためには「ヒットシングルが欲しい」とハッキリ言い
実際に「Vertigo」のような曲をつくりました
「支援をしてもらうためには(ロックバンドとしてはカッコ悪くても)
ブッシュ大統領とだって握手する(安倍総理にサングラスだってプレゼントする?)」と言って
世界の首脳たちへ自ら精力的に援助要請の行動に出ている
ただ思っているだけならば誰でもできることであり
実際に行動しなければ何も始まらない、何も実現しない
それはビジネスにおいても人生においてもまったく同じことであり
とても共感できるところです
明確な目標を持っている者は強いということ
一部からは批判もあるようですが
そういうBONOやU2は、やはり最高に素晴らしいと思います。

実際のライヴのほうですが
まずはステージ・プロダクションが本当に見事でした
巨大なステージでしたがストーンズのようなデコラティヴなものでなく
シンプルでありながらも強烈な個性・特徴を持ったデザインであり
セットもライティングも赤を効果的に使って
まさに“めまい(Vertigo)”を起こさせるくらいの効果があったと思います
U2のトータル的なデザイン・クオリティーやブランド力を
とても感じました。

今回は到着が開演時間ギリギリになると思ったので
アリーナのスタンディング席は最初からあきらめてスタンド席にしたのですが
オープニングSEがかかった時に
アリーナAブロックの人たちが一斉に前へ押されたシーンは
上から見ていて少し怖かったですが
その後は落ち着いて盛り上がっていたようでした。

ステージ・ライトがつくと
BONOがいきなり日本国旗を掲げて登場して「City of Blinding Lights 」でスタート
今、国旗と鉢巻をさせたらBONOの右に出る者はいないでしょう(笑)。

2曲目は待ち待っていた「Vertigo」
BONOの「いち、にー、さん、カトルセー」の掛け声
さらには
ライティングでステージもアリーナも真っ赤になり
さいたまスーパーアリーナ全体が大興奮状態に突入した感じでした。

その後もベスト・オブ・ベストという感じのセットリストが続く中で
「世界人権宣言」のメッセージがあったり
ケータイ電話をうまく利用した演出があったり
あっと言う間の2時間でした。

巨大スクリーンに日本語で「共存」の文字が映し出された時や
「Sunday Bloody Sunday」や「One」をプレイされた時には
まさにU2の世界観が会場内に満ち溢れた気がします。

今回の来日公演は春に予定されていたものが延期されたのですが
もしこのライヴを日産スタジアムで6万人くらいの中で体験したら
いったいどんな盛り上がりになっていたのでしょうね・・・・
(それは次回以降へのお楽しみとしてとっておきましょう!)


City of Blinding Lights
Vertigo
Elevation
Until The End of the World
New Year's Day
Beautiful Day
Angel of Harlem
The First Time
Sometimes You Can't Make It On Your Own
One Tree Hill
Sunday Bloody Sunday
Bullet The Blue Sky
Miss Sarajevo
Pride (in the Name of Love)
Where the Streets have no Name
One
The Fly
Mysterious Ways
With or Without You

Window in the Skies
Desire
All I Want is You