★Madonnaの魅力

最近のマドンナは
自分の仕事は、音楽でもダンスでも映画でもなく「人を目覚めさせること」と言い切っています。
さらには、「(人を目覚めさせても)ちょっと放っておくと、また寝ちゃうのよ」と発言しています。
目覚めていない人やまた寝ちゃったヤツを起こすためにマドンナは世界を周っている。
そして13年振りに日本人を起こしに来た(→来日公演)。


ライヴでは1時間以上も観客を待たせる大物ぶりであっても(それも盛り上げの演出と思わせるくらいに)
観客を大満足させてしまう、まさに“マドンナ・ブランド”をしっかりと確立させていました。


昨年リリースされたマドンナのニューアルバム「CONFESSIONS ON A DANCEFLOOR」は売れに売れまくりました。
ここ数年、メッセージ性の強いアルバムをつくってきたマドンナが
ハンパでない“超・売れ線狙い”のアルバムを突然つくり上げ
さらには、オリジナルだけで、いくらでも勝負できるのに、あえてアバをサンプリングして
47歳にしてレオタード姿でプロモーションビデオに登場。


凄すぎます!


そこには
世の中の中途半端な奴ら(バンド、アーチスト)に対して
「ちょっとばかり売れたからって、そんなんでいいの?」
「ただ売れるだけのアルバムならば、いつだって、私はつくれるのよ」
「ホントに売れる、っていうのは、ここまで売れるということなのよ」
「そのために、比べものにならない努力を私はしてきているのよ」
そんなメッセージを感じてしまいました。

当然ながら私は、マドンナが実際にはどう思っているかは知りません。
ただ、私がそう感じているだけであり
すでに大成功をおさめているマドンナが上記のようなことを口にするのではなく
実際の行動でサラッと(そのように見えることを)やり遂げてしまっていることに
勝手に感動しているだけの話です(仮説次第で、見かたは大きく変わる)。


その上で・・・
私は、このマドンナのニューアルバムの大ヒットをなんだか
とても気持ちよく感じており、とても、とてもカッコいいと心底思っています。
うやむやで、中途半端で、はっきりしろよ!と言いたくなることが多々ある世の中で
スパッという心地よさみたいなものを感じました。
安っぽいイミテーションではなく、ホンモノを感じました。


自分の可能性を信じて
とんでもなく大きな夢を抱いて(野望レベル)
それを実現させるためには
あらゆる努力・工夫を“行動”に移して
自分で切り拓き、自分で手に入れていく。
自分でシナリオをつくって、自分で徹底して演じきる。
そんな生き方
その行動やモチベーション、セルフプロデュース能力は
究極の“ポータブル・スキル”と言えますね。