★2007春NY ART


なんだかんだ言っても、
ニューヨークでの一番の楽しみは、
大好きなアートに接している時かもしれない。


最近、六本木も、
六本木アート・トライアングルという
美術館エリアになって、
アート好きには嬉しいかぎりですが、
世界のアートの中心は
何といってもニューヨーク。


美術館・ギャラリーの数の多さ、質の高さは
他の追随をゆるさないし、
それだけでなく、
街中のいたるところにアートがあふれている。
あの雰囲気・空気は
何ものにも変えられない魅力に満ち満ちている。


ニューヨークに行く度に
MoMAとホイットニー美術館には必ず足を運んでいる。
どちらも私の最もお気に入りの美術館です。


後は
スケジュールと特別展示に合わせて
他の美術館にも、できるだけ足を運んでいます。


美術館巡りが好きな人はわかると思いますが、
美術館のハシゴほどキツいものはなく、
ホントに疲れます。


せっかくだから
「あれもこれも」という気持ちはわかるし、
私も以前は、そんな感じでしたが、
贅沢な時間をそんなふうに過ごしたくないので、
1日にまわる美術館は1つだけに決めています。
それでもアッという間に4〜5時間は経ってしまう・・・。


MoMA
モネの「睡蓮」の大作をぼーっと眺めているのは
どんなリラクゼーションよりも効き目がる気がするし、
毎度毎度新しい発見や感動があります。


今回は
スケジュールにかなり余裕があったので、
ほとんど毎日、美術館に行くことができました。


MoMA、ホイットニー、メトロポリタン、
ただ今、外装工事中のグッゲンハイムにも久々に行って、
カンディンスキーを堪能してきました。



そして何といっても
今回得した気分になったのが、
滞在中にノイエ・ギャラリーで
ゴッホ回顧展」が開催されていたことでした。
ニューヨークの街中に、
この「ゴッホ回顧展」の告知ポスターやフラッグが飾られ、
ニューヨーカーの関心の高さを感じました。


これまでに、何度か「ゴッホ回顧展」を
日本や海外で見ましたが、
今回のノイエ・ギャラリーの特別展は、
本当に充実していました。
とくにゴッホの自画像の点数・内容は
ホントによくこれだけのものを一堂にに集められたなぁ、
つくづく感心させられました。


ある展示室では、正面、左右側面、後ろ面、すべてに、
誰もが知っている、あのゴッホの自画像が飾られている、
そんなシチュエーションでした。
いったい、この部屋の絵だけで、
時価総額はいくらになるのだろう、と思うと
思わずゾクゾクしてしまうほどでした。



美術館だけでなく、
チェルシーでのアート・ギャラリー巡りも
本当に楽しいものです。
(そのために、いつもホテルはチェルシー地区にしています)。
こちらでは、仕事で活かせそうな(パクれそうな?)ものも
たくさんあるので
いろいろアイデアのヒントにさせてもらっています。